子犬を飼い始めた飼い主さんは、かわいい子犬と楽しい毎日を過ごされていることでしょう。しかし、そのかわいいワンちゃんも、病気になってしまうことがあります。いざというときに慌てないためにも、対処の方法について学んでおくことが大切です。下記に注意したい点、主な事例をご紹介しますので、健康な成犬になるまで、気を抜かず育てていきましょう。

病気の前兆があらわれたら…

  1. 子犬の変化に気づいたら症状を見極める
    子犬を病気から守るためには、その前兆にいち早く気づいてあげることが大切です。
    「なんとなくいつもと様子が違う…」そう思ったら、まずは状態をよく観察しましょう。緊急性がないと思われる場合は、気になることをメモしておきます。ただし、ぐったりしていたり、呼吸が止まっていたりする場合は、急を要することが多いので、すぐに対応します。
  2. 応急処置をする
    症状によっても対処方法が異なりますので、症状を見極めて、冷静に対応します。
  3. 動物病院に連れて行き、獣医に診てもらう
    応急処置としてできることがない、もしくは処置が済んだら、動物病院に連れて行きます。日頃から情報を得ておき、すぐに連れていけるよう、場所・診察時間・電話番号などを整理しておくことをおすすめします。土日祝日や深夜でも診察してもらえる病院もチェックしておくとよいでしょう。

また、動物の診療代は保険が効かないので、万単位になることもあります。多めに用意していくと安心です。

特に子犬の場合注意したい危険な事例

吐く

子犬の場合、吐くことで脱水症状が起こりやすく、命にかかわることがあるため注意が必要です。

病名

ウィルス感染症、胃腸管細菌感染、腸内寄生虫、急性腎不全、急性肝不全、膵炎、胆のう炎など。病気でないこともあります。

対処方法
  • 吐き出しの場合
    胃に届く前の詰まったもの(未消化のもの)を吐くのが吐き出しです。喉に詰まったものを吐き出すときに多く見られます。
  • 嘔吐の場合
    一度胃に達したものを吐くのが嘔吐で、胃腸のトラブル、腎臓、肝臓などの病気が隠れていることがあります。元気があり、嘔吐が1回だけの場合は、胃腸を休ませるために12時間ほど食べ物・水分を与えずに様子をみます。その後、少しずつ水分から与え、大丈夫であれば、食べ物に戻していきます。

複数回吐く場合、また元気がいな場合は、回数にかかわらず、動物病院に連れていきましょう。

熱中症

子犬は、体温調整機能がまだ十分に発達していません。そのため、熱中症にかかりやすいといわれます。

主症状

ぐったりしている、呼吸が荒い、けいれんなど

対処方法

まずは、応急処置をします。

  • 涼しい場所(日陰など)、クーラーの効いた部屋などに移動する。
  • 水を飲ませ、体にも水をかける。
  • 涼しい風を送る。

症状が見られてから2時間以上経過してしまうと、危険です。
応急処置を済ませたら、病院に連れていきましょう。